「婚前契約書(結婚契約書)」を作成する4つのメリット
公開日 2022年10月20日 最終更新日 2022年10月21日

今回は、「婚前契約書(結婚契約書)」を作成する4つのメリットについてお伝えします。
※「婚前契約書」作成サポートは、最近始めたサービスとなります。
(1)永きにわたり夫婦円満となる
令和2年度の司法統計 によると、「離婚調停」の申し立て理由のランキングは、男女ともに「性格の不一致」が1位になっています。
【参考:家事 令和2年度 19 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所|司法統計】
「婚前契約書」を作成するにあたっては、お二人で家事や子育ての役割分担、家計のことなど、結婚後の生活を具体的にイメージしながら様々なことを話し合います。
「婚前契約書」の作成を通じて、お互いの価値観をすり合わせることでお互いへの理解がより深まり、実際に一緒に生活してみてからの理想と現実のギャップを減らすことができます。
(2)お互いの価値観がわかる
①と重なる部分はあると思いますが、「婚前契約書」を作成するにあたって、お互いの想いや考えを共有しますので、よりお互いを理解することができます。また、お互いが考える理想の夫婦像だったり、目標が明確になります。
価値観の違いを把握することで、夫婦喧嘩の原因となりうる芽を摘むこともできます。
(3)結婚前の気持ちを確認することができる
結婚前にお二人で、じっくり話し合って作成した「婚前契約書」。単なる口約束とは違い「書面」としてカタチに残るので、いつでも作成当時(結婚前)の気持ちを確認することができ、初心に帰ることもできます。
(4)トラブル時に素早く対応できる
結婚後は、お互いの価値観や考え方の違いなどで、家事や子育てなどでトラブルや夫婦喧嘩になることもありますが、「婚前契約書」の中で、あらかじめ一緒に生活していく上でのルールを決めておくことで、実際にトラブルが発生したときは、「婚前契約書」の内容を確認することで、トラブルの早期解決を図ることができます。
(5)最後に…
いかがでしょうか?
「婚前契約書」は、お二人が結婚前に、結婚後の不安材料を少しでもなくして、より幸せな結婚生活へ導くパスポートだと思います。
「婚前契約書」というカタチに残すことも大切ですが、何より大切なことは「婚前契約書」を作成する過程で、お互いの考えや価値観を知って、認めて、理解することだと考えます。
婚前契約書があれば、もしも結婚後にお二人の関係性が悪化しても、お二人で話し合って決めた婚前契約書の内容を確認して、関係性の修復を目指すこともできます。