事実婚でも金融機関の代理人カードを作りたい!

公開日 2019年5月28日 最終更新日 2019年6月26日

今回のテーマは、「事実婚夫婦でも金融機関の代理人カードは作れるのか?」です。

これは、「事実婚」を選択されたカップルで、「銀行口座の代理人カードを作りたいけど、籍を入れてないし無理だろう」などと思っている方などに知っておいていただきたい知識の一つです。なぜなら、事実婚のように法律上の婚姻関係になくても代理人カードを作ることができるケースもあるからです。

代理人カードを作ると、例えば、ご夫婦でキャッシュカードの貸し借りの必要がなくなったり、銀行口座を共有できたりと、さまざまなメリットがあります。

 

それでは、早速代理人カードの詳細や発行の条件など見ていきましょう。

 

(1)代理人カードとは?

銀行の普通預金口座では、口座を持っている本人のキャッシュカード以外に「代理人カード」が作れます。1つの口座で複数の人がカードを持てる仕組みですね。

これは、「家族カード」とも呼ばれ基本的には、本人と生計を共にする親族(妻や夫、親、兄弟姉妹など)1~2人に限り、作れるケースが多いです。

 

 

(2)代理人カードのメリットは?

以下の4つが考えられます。

 

①ご夫婦で銀行口座の共有ができる(振込手数料も発生しない)

②キャッシュカードの貸し借りが不要になる

③何か共通の目的(旅行等)があり、お金を貯める際、同じ口座に2人で入金して貯めることができる

④単身赴任になってしまった場合でも、夫婦で同じ口座を使えるので生活費の振り込みや、引き出すこともできる

 

 

(3)事実婚夫婦でも作れるの?

事実婚夫婦でも代理人カードを作ることができます。
ただし、各金融機関によって、代理人カード発行の条件が異なるので、すべての金融機関で作れるわけではありません。
 

 

(4)主な金融機関の発行条件は?

①三井住友銀行

本人名義でしか代理人カードを作成できませんが、代理人カードは誰が持っていても問題ありません。つまり、事実婚夫婦でも作ることができます。例えば、「夫名義で銀行口座を開設し、代理人カードも夫名義で作成し、妻に渡しておく」といった感じです。

代理人カードの作り方は、名義人本人が以下の3点を持参の上、最寄りの三井住友銀行の支店の窓口で申請します(代理人は、行く必要はありません)。

・キャッシュカード
・印鑑
・本人であることを確認できるもの(免許証やパスポートなど)

 

②ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行での代理人カードの発行は、口座の名義人本人の家族(法律上の配偶者など)を推奨していますが、名義人本人が希望すれば家族でなくても発行可能です。つまり、事実婚夫婦でも作ることができます。

代理人カードの作り方は、名義人本人が以下の3点持を参の上、窓口で申請します(代理人は、行く必要はありません)。

・名義人本人の通帳
・届け印
・本人を確認できるもの(免許証・パスポートなど)

※代理人カードに指静脈情報を登録する場合は、登録する代理人も一緒に窓口へ行く必要がありますが、名義人本人が同伴できない場合は、委任状を提出することで代理人のみで手続きすることも可能です。

 

③三菱UFJ銀行

「名義人本人と生計を共にする親族1名」という条件のため、事実婚夫婦では代理人カードを作ることができません。

※「名義人本人と生計を共にする親族」とは、法律上の配偶者、親、子ども(高校生を除く18歳以上)の方に限られます。

 

 

④みずほ銀行

三菱UFJ銀行と同様に「名義人本人と生計を共にする親族1名」という条件のため、事実婚夫婦では代理人カードを作ることができません。

 

 

(5)まとめ

いかがでしたか?

今回確認できたのは、先述の4つの金融機関ですが、各金融機関で代理人カードの発行条件が異なるため、ご紹介した以外の金融機関で作りたい場合は、直接お問い合わせください。

ご紹介した金融機関以外でも、発行条件が「名義人本人と生計を共にする親族」となっているところも多いようで、法律上の親族が優遇されているのが現状です。事実婚夫婦にとっては厳しい一面でもあります。

事実婚夫婦でも代理人カードを作れる金融機関は限られますので、必要かどうかをご夫婦で話し合って、最善の方法を探してみてください。

 

 

 

 

Follow me!

あわせて読みたい

ご依頼はこちら

「事実婚契約書」「事実婚の遺言書」の作成は、当事務所にお任せください!