しつもんのチカラ その2 ~ 見えなかったものを見える化し、いますべきことが見つかる
公開日 2019年1月27日 最終更新日 2019年3月7日

今日は、「しつもんのチカラ」について
全3つのうちの2つ目をお伝えします。
しつもんを投げかけることで、
その相手に考えるスイッチが入り
自分の内側と向き合い、答えを探し始めます。
その結果、
それまでの自分には見えなかったものが見えてきて、
いますべきことが自然と見つかっていきます。
つまり、
「見えなかったものを見える化し、いますべきことが見つかる」
それがしつもんの持つチカラです。
一例をあげますね。
ある管理職の方が、とある部下の仕事に対しての
モチベーションの低さについて悩んでいました。
・ 最近、営業成績も伸びない
・ 忙しいのに平気で毎日定時に帰る
・ やる気が感じられない
・ 仕事をナメてるのか!
など・・・
口を開くと、次から次へとその部下へ愚痴が出てきます。
その管理職の方に、いくつかのしつもんを投げかけてみました。
・ 「なぜ、部下の方はモチベーションが低いと思いますか?」
・ 「あなたは、その部下に何を期待していますか?」
・ 「どうすれば、モチベーションがあがると思いますか?」
それらのしつもんに答えていただく中で、さまざまな気づきが出てきました。
その方は
「そういえば、いい成績を残しても、「コイツならまだまだできる」と
期待しすぎてしまい、褒めるどころか、尻を叩き続けていた。
もしかして、それが原因なのではないか」と、ご自身で気づかれました。
その日から、その部下をよく観察するようになり
些細なことでも褒めることに徹してみました。
「相変わらず気が利くなぁ~」
「このメール、読みやすくていいなぁ~」
すると、部下の方の表情が日に日に明るくなっていき、
イキイキと仕事に取り組むようになり、営業成績も右肩上がりになりました。
そうです。
その部下の方は「褒められて伸びるタイプ」だったのです。
大切なことは、周りや相手、他人のせいにするのではなく、
いま自分にできることを考えて、自ら行動することです。
変えられないことを無理にがんばって変えようとするのではなく、
まずは、自分と向き合うことから始めてみましょう。
「見えないものを見える化し、いますべきことが見つかる」
それが、「しつもんのチカラ」の2つ目です。
次回は、3つ目をお伝えしますね。
そんな「しつもん」を
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